本文へジャンプ学びのコミュニティ by ATSUKO GOSHIMA
        
2009年度講義日記

2009年度教職課程の講義記録です。毎回の講義後に内容を確認して自分のポートフォリオ作成に活用してください。課題のお知らせも要チェックです!
生徒指導の研究はこちらをチェック
総合演習はこちらをクリック
道徳教育の研究はこちらをクリック
教育原論はこちらをクリック

2009年度秋学期 生徒指導の研究

第13回 12月17日 特別なニーズをもつ生徒の支援
 昨週につづき、「いじめ」の対処について、パネル方式でグループ・ディスカッションをしてもらいました。教師の仕事は、基本的には個人の責任だけれど、教師同士が連帯して問題にあたらなければ解決の道は開けません。教師のもうひとつの難しさは独立性・独自性を保ちつつ、互いを尊重し共同することですね。特別支援教育においても同じです。一人ひとりのニーズに応えること、同時に、集団のなかで居場所を見つけ関係を結べるよう社会化していくことが必要です。

第12回 12月10日 問題行動の指導―いじめ

講義は、最終段階にはいります。生徒指導のなかでも、もっとも困難な仕事の一つは、問題行動を起こす生徒の指導です。今日は、「いじめ」をとりあげて、定義や発生の構造を学び、最近、とくに問題になっているネット上のいじめに対する対応の仕方を考えました。教師の難しさは、「これが正解」という答えがないことです。ひとつずつ、ひとりずつに対して最適の対応ができるよう、幅広い視点から問題をとらえることが第一ですね。

第11回 12月3日 模擬授業(3)
5班と6班の模擬授業が終わりました。最終チームは、特別支援教育などの新しいテーマ、アクティビティやワークシートの工夫など、なかなか考えられた構成でした。1回目より2回目、2回目よりも3回目と、徐々にレベルアップできてきたと思います。さて、今回の模擬授業を通して学んだことを生かして、学習指導案を練り直し、12月17日に再提出です。
第10回 11月26日 模擬授業(2)

3班と4班の模擬授業でした。将来設計に関する授業が多いなか、4班は「感謝する気持ち」をテーマにしていたところが新鮮でした。先週からのレベルアップ課題は、「個性を生かす」でしたので、その点も良かったと思います。ただ、教材レベルが適切だったか、とか、ついつい原稿(指導案)を読むだけで終わっていなかったか、という点を聞かれると、両チームともに「?」でした。来週のレベルアップ課題は、「指導案をみない!」です。全部覚えて、先生に「なりきって」ください。

第9回 11月19日 模擬授業(1)
1班と2班の模擬授業がおわりました。2チームともに、用意万端、計画どおり!といった授業でしたね。でも、ほんとうに授業の受け手のことを考えていたかな?自分たちの主題は伝わったかな?生徒の前に立つと、自分が教師役を務めることに精一杯になってしまうもの。客観的に自分のことを振り返ることができると、一人前ですね。

第8回 11月12日 学級づくりの意義(2)学級崩壊
 今日は、学級づくりのまとめとして、「学級崩壊」の実態を描いたDVDを見てもらいました。「あんな小さい子なのに。。。」と驚愕していましたね。実は、このDVDに出てくる子どもたちはみなさんと同じくらいの年齢です。11月26日までに、@学級崩壊はなぜ起こるのか、A2学級崩壊を防ぐにはどうしたらいいか、をテーマに800〜1,000字で小論文を書いて提出です。教師一人の責任にせず、どうやって教師を支える仕組みをつくったらいいかに焦点をあててください。

第7回 11月5日  学習指導案の作成と検討(2)
 さて、いよいよ自分たちの模擬授業の準備です。みなさんは何を生徒に伝えたいのか、主題はなにか、が一番重要です。授業は、たとえ同じテーマや教材であっても、教師によって全く違うものになります。既存の学習指導案を批判的に検討し、自分たちの個性をどうやって出すかを考えましょう。

第6回 10月26日 進路指導の方法と課題
 今日は、2年生のみなさんにきてもらって、進路決定のプロセスをお話ししてもらいました。教育実習から帰ったばかりの先輩の言葉は、説得力がありました。みなさんも進路に悩むころだと思いますが、自分の学びを自覚し、そのプロセスを人に語ることができるようにすることは、大学生であろうと中学生であろうと進路決定には重要です。2年生の学習ポートフォリオも参考になったと思います。来年は、みなさんも、あんなに立派になれる!そう思うと、がんばりがいがあるでしょう?

第5回 10月22日 学級づくりの意義(1)学級活動の指導
 学級づくりの第一歩として、「ルールとリレーション」をどのようにバランスよく維持したらよいかを考えました。学校の先生は、家庭教師でも塾の先生でもありません。生徒がよりよい人間関係を築くことができるよう、「学級を経営する」という考え方が必要です。

第4回 10月15日 学習指導案の作成と検討(1)
 学習指導案の作成に必要な基本的知識を学びました。学習指導案を読み込むとは、どうやってそれを実際の教室で行うことができるかをイメージできること。今日は、先生役と生徒役のペアになって、国際理解教育をテーマにした学習指導案にチャレンジしました。さて、次週までの課題は、みなさんが受けた授業を学習指導案として再構成して提出です!先生って、実は、細かく考えて授業しているんだよ!

第3回 10月8日 生徒の「個性」に対する理解(2)
 今日は、偏愛マップをつかったホームルームを展開することを想定して、学習指導案の書き方を学びました。普段何気なく受けている授業ですが、一つずつの発問がいかに考えられて構成されいるかがわかったことと思います。

第2回 10月1日 生徒の「個性」に対する理解(1)
みなさんも、家の顔、学校の顔、バイトの顔と様々な顔をもっているように、生徒はいろんな側面をもっています。生徒指導の基本は、多様な生徒の「個性」を理解すること。偏愛マップを作成したワークを行って、自己理解他者理解を深めるにはどうしたらいいかを考えました。ジョハリの窓

第1回 9月17日 生徒指導の概念と領域
 生徒指導というと、服装検査や持ち物検査といった生活指導を思い浮かべがちです。でも、実は、生徒指導というのは、学習指導、生活指導、進路指導、保健指導といった多くの領域を含む概念です。したがって、教科を教える力はもちろんのこと、生徒を理解する力や、学級を運営する力など、生徒を指導するための総合的な力が必要ですね。生徒に向き合うための理論(ピグマリオン効果、ゴーレム効果、ラべリング理論)と基本姿勢を学びました。


2009年度春学期 総合演習

第15回 7月20日 まとめ:教職ポートフォリオの振り返り
 講義最終回のまとめとして、振り返りシートを記入しました。何をどのように学んだのかを理解し、自己評価をすることがねらいです。その後、全員の教職ポートフォリオやレポートを読みあい、ベスト・ポートフォリオ賞とその他の賞を決めました。
受賞結果
 Mさん  ベスト・ポートフォリオ賞
 KKさん 吸い込まれるで賞(ドラゴンボール集めたいで賞)
 KGさん 勉強家で賞

第14回 7月13日 プレゼンテーション「私たちのESD提案」その3
6班 エコが抱える問題とは〜環境問題解決のための行動はホントに正しいのか?
HSさん:エコバックは本当にエコなのだろうか?
Mさん:自然保護にマイ箸は本当に役立つのだろうか?
HYさん:リサイクルはこれからも力を入れて取り組んでいくべきだろうか?
⇒私たちができることは「環境問題だけでなく様々なテーマに対しても多方面から知って考え、伝える!」でした。

7班:知られざる救援物資の現実〜私たちの善意は正しい結果を招くのか?
KGさん:私たちが送る救援物資は実際に需要者に届いているのだろうか?
KKさん:救援物資が引き起こす悪影響とは?
⇒私たちができることは「救援物資をはじめとし、身の回りのことを意識する→知る→調べる→情報を比較しながら判断する!」でした。

第13回 7月6日 プレゼンテーション「私たちのESD提案」 その2
3班 自分に関わる男女差別とは?
Yさん:ジェンダーフリー教育が抱える問題とは?
Mさん:男性のスカートが認められるためには?
⇒私たちができることは、「本当の男女平等とはなにか、自分なりの考えを持とう」でした。

4班 国際理解〜愛知県内の移民の問題とは?
 Oさん:移民の歴史と就労状況 
 Sさん:移民はどんな問題を抱え、地域は解決策としてどんなことをしているの?
⇒私たちができることは、「お互いに理解し、交流しよう」でした。

5班:国際協力〜ボランティアの目指すもの・あるべき姿とは〜
Mさん:アジアの子どもたちの現状とは?
Hさん:ボランティアの問題点とは?
⇒私たちができることは、「まず知ろう!知った後で、少しでも自分から行動してみよう!」でした。

第12回 6月29日 プレゼンテーション「私たちのESD提案」 その1
    いよいよ今日から、プレゼンがはじまりました。
1班 社会生活における健康問題とは何だろう
 Sさん:私達の体は朝ごはんを食べないとどうなっちゃうの?
 Kさん:女子大生が抱えるストレスとは何だろう?そして解決策は?
⇒私たちができることは、「学校と家庭と地域が協力して、(健康に対する)意識を改革しよう」でしたね。

2班 発展途上国の生活水準を上げるには?
 Mさん:多国籍企業が担う役割とは何か
⇒私たちができることは、「知ろう!関心をもとう!私たちの目の前の向こう側にある事実を!」かな?
連絡:6月のテーマ「少子高齢化の諸問題」のまとめとして「娘として両親をどう支えるか」のレポートを7月13日に出してください。
 
第11回 6月22日 教育評価―プレゼンテーションをどう評価するか
キーワード:到達度評価、診断的評価、形成的評価、総括的評価、ルーブリック、PDCAサイクル
今日は、教育評価の基本的知識を学びました。キーワードの意味が説明できれば、授業内容が理解できているということですが、いかがですか?その後、各自の教職ポートフォリオの中間評価として、ピア・レビューをしてみました。同じ講義を受けていても、まとめ方がずいぶん違うなあと思いませんか。良いところを学びあって自分のポートフォリオをより良いものにするように、あと数回の講義でレベルアップしてください。課題は、6月25日木曜午前中までに、各グループ発表評価用のルーブリックを作成してメールボックス提出です。
土持ゲーリー法一『ラーニング・ポートフォリオ―学習改善の秘訣』東信堂、2009年

第10回 6月15日
キーワード:中年クライシス、中年期の危機、家族の20年後を考える
河合隼雄『中年クライシス』を用いて中年期の危機がどのようにおとずれるのかを考えました。みなさんは1つ目の山を登るところですが、ご両親は、これから2つめの山を登っていくことになります。仕事や子育てをおえ、生きるために働かなくてもよくなったとき、人は本当に生きる意味を考える、ということばは示唆深いですね。娘として両親をどう支えるかを考えてみてください。来週は、いよいよレポート提出日です。楽しみにしてます。
河合隼雄『中年クライシス』朝日新聞出版社、1996年

第9回 6月8日
キーワード:高齢者の学び、老人大学、ジェルピ
高齢者にとって精神的にも肉体的にも「死」は身近な存在です。もうすぐ死ぬのにどうしてまだ「学習」しなくちゃいけないの?と不思議に思うかもしれませんね。あなたは、自分がいま死ぬと想像したらどんな人生だったといって最後を終えたいですか?「生きること」と「死ぬこと」は隣り合わせ。 人間は社会のなかでこそ生きられる存在です。高齢者を社会から隔絶するのではなく、社会参加を促し、その英知を継承してこそ、持続可能な社会が構築できるのではないでしょうか。さて来週の課題は、祖父母の年齢を確認後、ご両親に、@「生涯学習してますか」、B「定年後の人生設計は」とインタビューしてくることです。
多田孝志・手島利夫・石田好広『未来をつくる教育ESDのすすめ―持続可能な未来を構築するために』日本標準、2008年

第8回 6月1日
キーワード:少子高齢化 生涯学習
今日は、三つ目のテーマである「少子高齢化社会の諸問題」の導入として、昨年の発達心理学で学んだエリクソンのライフサイクル論を復習しながら、自分自身がいまどういう状態にあるのかを確認しました。一生をかけて何を学ぶのか、永遠のテーマですね。さて、6月はいよいよレポート提出ですので、小論文とレポートの違い、レポートに必要とされる情報とは何か、を確認しました。
山田ズーニー『考えるシート』講談社、2005年

      
第7回 5月25日
キーワード:日本人に必要な英語(英語教育)とは何か

5月のテーマは「国際理解教育」
でした。最終回として、『クローズアップ現代』(2009年4月)の一部を視聴してもらい、「日本人にはどこまで英語(英語教育)が必要か」というテーマで小論文を書いてもらいました(5月27日までにメールボックス提出)。かつて、英語はネイティブと話すための手段でした。ところが、いまは、英語を母国語としない人々とコミュニケーションをとるツールとなっています。国際的な共通言語としての役割が大きくなっているのです。他国に支配された歴史がある韓国では、国際競争力を高めて国家を守るためには英語が第一と考え、戦略的に英語教育が推進されてきました。さて、これからの日本には、どこまで、どんな英語教育が必要なのでしょうね?レポートはテーマがきまったので、来週は、レポートの構成を考えるために、レポートに使用する文献を各自持参してください。
DVD クローズアップ現代

第6回 5月18日
キーワード:アジアの教育改革、国際化、グロバリゼーション

韓国に限らず、アジア諸国でも、創造力が求められる一方で受験競争が過熱しています。英語教育は、国際的競争力を増し経済力を向上するために、どこの国でも重点的にとりくまれていますね。みなさんからは、英語ばかり勉強していては国語力が落ちるという意見もありました。英語の勉強と国語の勉強は対立するものなのでしょうか。さてさて、私たちはなんのために英語を学んでいるのでしょうか。来週は、いよいよレポートとプレゼンテーションの準備にはいりますので、5月23日までに、各グループの主題と個人の副題を掲示板に投稿してください。
DVD NHK特集

第5回 5月11日
キーワード:韓国小学校英語教育、教育移民、英語熱
今日は、韓国教育制度を踏まえて、小学校における英語教育の現状を学びました。韓国では1997年から小学校で英語教育が開始され、小学校教員に対する英語教育研修や教材開発などの推進体制が整備されてきました。近年では、子どもに早期英語教育を受けさせるために移民する「教育移民」 も増加しています。どうして英語熱はこれほどヒートアップしているのでしょうか?この問題をさらに探求していきますので、来週までに馬越徹「韓国の初等学校における英語教育戦略」を読んできてください。また、来週は、各自が行うプレゼンテーションのテーマを決めますので、グループで相談してきてください。
DVD NHK特集
馬越徹「第六章 韓国の初等学校における英語教育戦略―「英語」必修化の政策決定過程分析」『国際戦略としての教授用語の英語化―短期留学プログラムの多国間比較研究』科研費基盤研究(B)報告書平成18年3月


第4回 4月27日 
キーワード: 生徒の発達段階、コミュニケーション能力、言語活動
4月のテーマは「環境教育」でした。まとめとして、中学校でできる環境教育のアイディアを考えてもらいました。まず、自分たちがすむ地域の特色や課題を話し合い、「総合的な学習」を活用して、中学校1年、2年、3年でそれぞれどんなとりくみが提案できるか、グループ毎に発表してもらいました。生徒の発達段階にあわせた計画性、体験的活動だけにとどまらず、言語活動による省察を組み込むことが重要ですね。講義後半は、5月のテーマである「国際理解教育」の導入として、韓国の教育改革について学習しました。シャトルカード回収しました。
DVD(検証ニッポンの教育:韓国)

第3回 4月20日
キーワード:環境教育、ESD、教科連携、全学年連携、地域連携、国際連携
 『未来をつくる『わたし』のESD提案』(ECO中部)を教材にして、中部地方で環境教育がどのように行われているかを学びました。学校・家庭・地域をつなぐ「コーディネーター」の役割が大切で、「おやじの会」や「KIZUNAプロジェクト」など、人間関係を構築する試みが展開されていることがわかりましたね。最後に、DVDで、NPOのASK―NETによる市民講師を育てる活動をみてもらいました。来週までの宿題は、「あなたの住む地域、町や小中学校の特色を考えてくる」です。
『未来をつくる『わたし』のESD提案』ECO中部、2009年、DVD( ニュース)

第2回 4月13日 
 キーワード 知識基盤社会、グローバル化、探求的な学習、協同的な学習
今日のテーマは、「探求的な学習」とは何か、どのようにとりくんだらよいのか、でした。グローバル化する国際社会では、さまざまな利害が対立するために、自分たちだけで問題を解決することはできません。「他者と協力しながら、身近な地域社会の課題の解決に主体的に参画し、その発展に貢献しようとする態度を育成すること」が大切で、そのためにも、学校・地域・家庭が連携して「協同的な学習」を行うことが必要とされていますね。
『中学校学習指導要領解説(総合的な学習の時間編)』(2008年)
『未来をつくる『わたし』のESD提案』ECO中部、2009年


第1回 4月6日
 キーワード:ESD、ESD10年国際実施計画(2005−2014)、 総合的な学習、新しい学習指導要領
今年度「総合演習」のテーマは、「未来をつくるわたしのESD提案」です。持続可能な社会を構築するために、私たちは教師として何が提案できるでしょうか。今日は、初回のオリエンテーションとして、ESDの概念と「総合的な学習」の課題と可能性を概説したうえで、授業の進め方を説明しました。
『中学校学習指導要領解説(総合的な学習の時間編)』(2008年)pp.4-5
 
2009年度春学期 道徳教育の研究

第15回 7月20日 定期試験
試験時間は50分です。試験は60満点で、基本事項20点、記述問題40点です(ただし、実習で欠席した方は、学習指導案の代わりとして80満点に換算されます)。手書きのノートと授業中に配布したプリントは持ち込みできますが、教科書は持ち込めません。*定期試験以外の40点は、学習指導案(20点、提出済み、資料の持参や下書きの進捗状況も含む)と教職ポートフォリオ(20点)です。

第14回 7月13日 道徳教育を実のあるものするために
 道徳教育のなかでも、自らの生活を振り返り将来の目標を考えることは大切な課題であることは、最初の授業でお話しました。今日は、シャトルカードを見直すとともに、14週前に書いた自分の学習目標表(南短サクセスカード)をみて、自分の目標を、どの程度、達成できたか、できなかったか、また、次の目標をどのように設定したらいいかを個々に考えました。

第13回 7月6日 新しい学習指導要領の改訂の要点・教育基本法
 新しい学習指導要領のうち、とくに「道徳教育の内容」に関して改訂の要点を今一度確かめました。この改訂は、平成18年に改正された教育基本法の趣旨に沿うものです。今日は、法規の基本構造と、教育基本法の目的・目標を確認しました。

第12回 6月29日 モラルジレンマと授業展開
 「健二の迷い」を教材として、モラルジレンマの授業展開について具体的な授業計画を考えました。対立する価値に対して、どちらが正しいかを選ぶことが目的ではなく、なぜそれを選ぶのかを考えさせることが大切です。キーワードはオープンエンドでしたね。健二と大輔に扮して、どのように問題を解決するのかをロールプレイでおこないました。

第11回 6月22日 道徳教育における評価
道徳では数値による評価はしません。中学校の通知表を思い出してください。道徳性を評価することは簡単ではありませんが、観察、面接、質問紙、ノートなどを組み合わせ多面的に評価することが求められます。

第10回 6月15日 道徳的発達段階の理解
モラル・ジレンマによる授業展開の第一回目として、「健二の迷い」という読み物資料を読んでもらいました。ローレンス・コールバーク道徳的発達段階を概説しましたが、来週もさらに詳しく学んでいきます。今日は、編入した先輩を迎えてお話を聞く機会ができましたが、いかがだったでしょうか。

第9回 6月8日 教育実習における道徳教育の位置
教育実習に行っていた方が帰還(!?)しました。みなさん、無事に元気に戻ってこられて、何よりです。学校によって道徳教育の取り組み方はそれぞれとても違います。今日は、実習の経験を交えて各校の取組みを紹介してもらいました。それにしても、何だか立派になりましたねえ。

第8回 6月1日 道徳教材の選択と工夫
道徳の指導を行うさいにどんな教材を用いたらいいでしょうか。読み物資料を用いたり教師の説話が一般的ですが、討論したり、視聴覚教材を有効に用いたりして指導方法を工夫しましょう。ひとくちに討論といっても、バズ・セッション、ラウンドテーブル・ディスカッション、パネル・ディスカッション、ディベートなど、さまざまな方法があります。また、ロールプレイングやワークショップなど、動作化、役割演技等による生徒の表現活動も大切です。学習指導案を作成するヒントにしてください。

第7回 5月25日 道徳教育の指導計画
全体計画と年間計画の大切さを学んだあとで、個々の学習指導案について個別指導をしました。正直いって、「まだまだ!」ですね。自分が一方的に話すだけでは、子どもたちの姿がみえてきません。道徳で大切なことは、生徒が自分のこととして考えられるようにすることです。「人間の生き方」に学ぶわけですから、その人の気持ちを理解したうえで「自分だったらどうするだろう?」と問いかけてみてください。提出期限は、6月8日です。2週間ありますから、じっくりと考えてください。

第6回 5月18日 内容項目の理解と指導の観点
  
人間としての生き方」に学ぶ授業の学習指導案作成にとりかかりました。主題とねらいはなんとかかけたようですが、導入⇒展開⇒終末の流れを一貫させるには、自分が取り扱う内容について、指導の観点を明確に打ち出すことが重要です。来週は、個別指導をしますので、下書きを完成してきてください。

第5回 5月11日 道徳教育の目的と内容(2)

 「人間としての生き方」に学ぶ道徳の授業を構成するために、各自が魅力的に感じる人物を選び、何を主題にして、どんなことを中学生に伝えるか(主題とねらい)を考えてもらいました。道徳教育で扱う内容は以下の4つです。
1.主として自分自身に関すること
2.主として他の人とにかかわりに関すること
3.主として自然や崇高なものとのかかわりに関すること
4.主として集団や社会とのかかわりに関すること
道徳の学習指導案には決まった形式はなく、教師の創意工夫が重要です。それだけに、よりよい授業を行うには資料との出会いが大切です。来週は、各自の資料を利用して学習指導案を実際に作成しますので「導入→展開→終末」の流れを考えてきてください。図書館の教職指定図書を活用しましょう。

第4回 4月27日 道徳の目的と内容(1)
 道徳教育推進上の基本的配慮事項として、「主体的に社会の形成に参画し国際社会に生きる日本人としての自覚を身に付ける」という文言があります。今日は、南短サクセスカードを記入し、春学期を計画的に学修めるための目標設定をしてもらいました。みなさんのコメントに、「南短サクセスカード記入!7月に見たとき、少しでも成長している自分に期待して!? そこに書いたことを意識して生活しますヽ(´▽`)/」とありました。期待していますよ。GWの課題は、「人間としての生き方」に学ぶ授業をするための資料を用意することです

第3回 4月20日 新しい学習指導要領(2)
 今日は、「人間としての生き方」に学ぶ授業の事例として、片目を失ったピーコさんの読み物資料を用いた学習指導案を教材にしました。教師は、教材の主題を生徒にいかにして伝えるかを工夫することが求められます。そのためにも、自分が何を伝えたいのか(主題とねらい)、そのためには、どんな教材がふさわしいのか(資料)を考えることが大切ですね。みなさんのコメントにも、「道徳では、確かに進め方、ヒントが書いてあるのですがいざやってみてといわれると難しいものです。生徒の反応・自身がどれだけ理解しているのか。でもこんなこと言ってられないですよね。」とありました。シャトルカード回収しました。

第2回 4月13日 新しい学習指導要領(1)
キーワード:「道徳の時間を要として」「我が国と郷土を愛し」「公共の精神」「他国を尊重し」「環境の保全」
 道徳教育の目標について、現行の学習指導要領と新しい学習指導要領を比較して、基本的な考え方の相違を考えました。みなさんのころとは、ずいぶんかわりますね。「職場体験活動」「規律ある生活」「法やきまりの意義の理解」「国際社会に生きる日本人」など、21世紀を生きる日本人としての責任が問われているような気がします。さて、みなさんはそろそろ20歳。責任あるオトナになってくださいね。

第1回 4月6日 私たちの「道徳」を振り返る
 オリエンテーションとして、講義の目的と進め方を説明しました。今年は、すべての教職に関する科目(英語科教育法を除く)で、教職ポートフォリオを作成します。毎回の講義内容のまとめを行う「シャトルカード」、学期ごとに自分の学習活動を計画する「週間スケジュール表」、各学期の目標を設定し振り返るための「南短サクセスカード」です。道徳教育のなかでも、自らの生活を振り返り将来の目標を考えることは大切な課題です。自ら実践しながら、道徳教育のありかたを考えていきましょう。

2009年度春学期 教育原論

第14回 7月13日 教育とは何か、これからの教育はどうあるべきか
 これまでの学習内容を振り返りつつ、「教育とは何か」を改めて考えました。ポルトマン「人間は生理的早産で生まれてきた」、狼少女たちの事例、カント「人間は教育されなければならない唯一の動物である」といった言葉は、人間が教育によってこそ人間になりうる、ということを示しています。教育のあり方は時代によってかわっていくけれど、教育が、かけがえのない大切な営みであるということはかわりません。さて、これからの教育はどうあるべきでしょうか。あなたの考えをまとめてください。

第13回 7月6日 国際競争と教育改革(3)「生きる力」から「確かな学力」へ
 2000年代は、臨時教育審議会で打ち出された方針を徹底する教育改革がおこなわれた時期です。1998年に改訂された学習指導要領では「生きる力を育成するため、「総合的な学習の時間」を創設するなど、新たな取組みがおこなわれました。教育特区の設置など、規制緩和・自由化はさらに進展しました。しかし、「生徒の学習到達度調査(PISA調査)」などの結果から、低学力問題が指摘され、「確かな学力」をめざす一連の修正が施された経緯を学びました。

第12回 6月29日 国際競争と教育改革(2)1990年代の教育問題
さて、いよいよ平成生まれのみなさんが育った1990年代以降にはいっていきます。「新しい荒れ」といわれる問題が起った時代ですが、みなさんもクラス全員の筆箱が焼却炉に捨てられていたりとか、変な事件が多かったという記憶があるようですね。バブル崩壊後の価値観の転換、子どもたちがうまく人間関係を結べなくなった情報化の問題を考えました。

第11回 6月22日 国際競争と教育改革(1)「ゆとり」と臨時教育審議会
みなさんは「ゆとり」世代とよく言われますよね?その「ゆとり」はいつから、どうしてはじまったのか、が今回のテーマでした。1984年から1987年に設置された臨時教育審議会は、今日につながる教育改革の骨子をつくりました。個性化、自由化、多様化、情報化、能力主義と競争原理、などなど、規制緩和で自由な競争を促し、新しい発想を持つ優れた人材を育成することを目指した教育改革がもたらしたものは何だったのでしょうか?最後にグループワークで、「教育改革の功罪」を話し合いました。

第10回 6月15日 1980年代以降の教育問題(3)いじめ・不登校の発生
1980年代から1990年代に「いじめ」がいかにして深刻な問題になっていったのかを学びました。子どもの管理がますます厳しくなる一方で、「落ちこぼれ」をなくすために試験の成績だけでなく、「興味や関心」 が評価の対象になってきた経緯が理解できたでしょうか。確かに子どもを多面的に評価することはよいことです。でも、そうした評価のあり方が、また新しい問題が生み出しました。「良い子」でいるためにストレスを感じいじめ に走る子どもたちの問題は、『金八先生』でも取り上げられていましたね。

第9回 6月8日 1980年代以降の教育問題(2)バブル期の学校教育・体罰
最初に小論文の添削をしました。段落ごとにまとまりがある文章でしょうか?理由がきちんと説明できているでしょうか?コツは慣れること。何度も書いて推敲することを心がけてください。授業の内容は、1980年代の価値観と学校教育のあり方でした。大学のレジャーランド化など、みなさんのご両親に聞くとよく分かると思いますよ。でも、好景気の裏側で、子どもを取り巻く地域や家庭の環境は大きく変わりました。学校では、進学実績をあげるために生活指導が厳しくなる管理教育が行われ、いまでは考えられない体罰の問題が起こりました。

第8回 6月1日 1980年代以降の教育問題(1)バブル景気と社会
先週の復習として、受験戦争が厳しくなった1970年代の様子をビデオをみてもらいました。1960年代以降に生まれたご両親のなかには、こうした受験を経験した方もいたかも。「竹の子族」をしっているお母さんもいるかもしれません。今日は、次の1980年代の社会状況を学ぶために、円高好景気バブル景気のはじまり、など、日本が国際社会に躍り出た様子を学びました。ところで、そろそろ折り返し地点をすぎたので、次週までに小論文テーマ2を書いてきてくださいね。

第7回 5月25日 戦後日本の教育問題(3)受験戦争と落ちこぼれ
1960年代の高度経済成長期を経て高校増設運動が起こり、高校進学率が上昇したこと、その後、オイルショックを経て学歴志向が強まったことを学びました。子どもたちが受験戦争に駆り立てられ、難化した授業について行けない子どもたちが「落ちこぼれ」ていった経緯が理解できたでしょうか。だんだん授業の内容も難しくなっていきますから、早め早めに復習しましょう。

第6回 5月18日 戦後日本の教育問題(2)高度経済成長と教育爆発
 戦後新教育は経験主義だったこと、それが、朝鮮戦争スプートニク・ショックといった出来事を契機に、系統主義へと転換していく経緯を学びました。国家の統制が厳しくなる中で、学習指導案が試案から官報告示にかわったことなど、少々難しかったと思いますが、いかがだったでしょうか。50年も前の歴史なんだけど、私たちの今につながる問題とつながっているっていうことは、わかっていただけたとおもいます。わからないことはどんどん質問してくださいね。最後に、高度経済成長期に子ども時代をおくったみなさんのご両親の価値観を考えてもらいました。

第5回 5月11日 戦後日本の教育問題(1)戦前から戦後へ

 
GW明けでしたので、「教育の本質」に関する確認テストを行いました。愛知県・三重県教員採用試験の問題ですので少々難しかったですね。今日は、戦後日本の教育問題を学ぶ前提として、子どもの生活や遊びがどのように変化してきたのかをクイズ形式で考えてもらいました。来週は、みなさんのご両親の時代の学校がどのようだったのかを学習しますので、子どもの頃の遊び、できごと、価値観をインタビューしワークシートに記入してきてください。

第4回 4月27日 教育の本質(3) 
 「教育の本質」のまとめとして、ソクラテス、コメニウス、ルソー、ロック、ペスタロッチ、デューイといった主要な教育思想の論点を学びました。みなさんのコメントに、「倫理の授業のようだった」という感想がありましたが、確かに、ギリシア時代の思想といわれても身近な感じはしませんよね。でも、あんがい、今でも、人間が考えることって変わっていないんですよ(^^)。最後に、アメリカのサドベリーバレー校のDVDをみて、自由な教育とはどういうものかを考えてもらいました。

第3回 4月20日 教育の本質(2) 
 教育の考え方には、「生まれながらに備わっている子どもの可能性を重視する考え方」と「子どもは外からの働きかけがあってはじめて健全に育つ」という2つの考え方があります。今日は、高校時代や家庭のあり方から、自分たちが開発主義と注入主義のどちらの考え方で育ってきたのかを振り返り、それぞれの長所と短所をグループで考えてもらいました。皆さんの高校は、なかなか規則が厳しいところが多かったようですね。

第2回 4月13日 教育の本質(1) 
 より良い教育を求める気持ちは誰しも同じですが、そのアプローチにはさまざまな方法があります。今日は、「学校選択」の是非について、グループで話し合ってもらいました。どちらも長所と短所があり、いいか悪いかは簡単には決められません。だからこそ、私たちが現代の教育問題に関心をもち、その問題がなぜ生まれてきたのか、どんな問題があるのかを考えることが大切なのです。

第1回 4月6日 オリエンテーション 教育とは何か
 教職科目の最初の講義でしたので、講義の進め方と自己紹介を行いました。教職課程では、これまで「学ぶ側」であったみなさんが、「教える側」に立つというように、視点を大きく転換させる必要があります。自己紹介でも、「アクロスティック」という手法を用いて、自分のアピールポイントをまとめてインパクトのある自己紹介をするにはどうしたらいいかを考えてもらいました。